簡単ワキガチェック
1 耳アカが柔らかい(アメ耳)
強いワキガ体質の人はまず全員、耳アカが湿っています。
耳アカが湿っているということは、病気でないかぎり、外耳道にもう一つの汗腺、
つまりワキガの原因となるアポクリン腺が多いということです。
外耳道にアポクリン腺があるということは、脇の下にもアポクリン腺が多いと考えていいでしょう。
2 下着に色がつく
ワキガの人は、汗で下着を汚してしまうことがよくあります。白い下着の脇の下が黄ばんだり、黄緑色になったり、汚れが目立つようです。その理由は、脇の下にあるアポクリン腺の汗です。
アポクリン腺の汗には、糖質やタンパク質、ピルビン酸、鉄分、アンモニア、色素リポフスチン、糖質など、いろいろな成分が盛りだくさんで、それが着色の原因です。
これは特にアポクリン腺の分泌が盛んな思春期に多いので、成人された方でも若い頃にそうした経験があったかどうかが参考になります。ただし制汗剤などで下着が黄ばんだりすることもありますから、あくまでも何も使わない状態でチェックしてください。
ちなみにもう一つのエクリン腺から出る汗は、塩分が微かに含まれる以外は、成分はほとんど水です。たとえば背中の汗腺はエクリン腺ですが、背中にいくら汗をかいても下着に色はつかないわけです。
3 脇毛が濃い

アポクリン腺は、毛根に一致して開口していますから、そこにアポクリン腺があることも考えられます。ただし、脇毛が多いからといって、アポクリン腺が多いとは限りません。長年の診療経験から、私は性別で判断方法を変えています。
女性の場合、毛が太く、毛根や毛球も大きめで、一本の毛穴から二本の毛が生えているような人は、アポクリン腺が多いようです。
男性の場合は逆で、猫のようにサラッとした脇毛の人にアポクリン腺が多いようです。
まれに男性で、脇毛に白い粉状のものがついていることがありますが、それはほぼ間違いなく強いワキガ体質です。これはアポクリン腺が分泌したものが結晶となって毛についたものです。
4 遺伝関係がある
ワキガ体質は親から子に遺伝します。優性遺伝といって、親がワキガ体質であれば子に三割程度遺伝するそうです。親や兄弟の誰かが耳アカが柔らかいかどうかも参考になります。
5 脇の下の多汗
アポクリン腺の汗は、エクリン腺の汗と違って、温度や精神状態に関係なく、いつも汗腺から分泌されています。粘りけが強いことも特徴です。強いワキガ体質の方で、ニオイには慣れてしまって気にならないが、むしろ多汗のほうを何とかして欲しいと来院するケースも多いのです。